5億年ぶりに風邪をひいたのでゆっくり読書してます
永井産業
・『死ぬほど読めて忘れない高速読書』という本を読んだよ!
・大事なのは①分散②エピソード記憶③アウトプットらしい!
・東大読書とかスマートノートに通ずる部分があるよね!!!
東大読書についての記事はコチラ
風邪ひいた
今朝午前4時ころ、何とも言えない息苦しさを覚えて目が覚めました。
『デブ特有の睡眠時無呼吸症候群かな?』とも思ったのですが、どうも違うようです。
鼻が完全に詰まってしまって、呼吸ができていませんでした。
しんべヱのごとく鼻を「チーン」してみると、ティッシュには白血球たちの残骸でパステルグリーンに染まった鼻水がべったりとついております。
そのうちに毛布にくるまっているのに
(実際は掛布団の上に毛布かけた方が温かいらしいですね………。僕は肌触りがいいから毛布⇒掛布団にしちゃってます)
寒気が止まらず、鼻の奥からピューピューと不快な音がなっています。
これは………風邪だ!
久々の感覚に懐かしさすら覚えました。
(とりあえずまだ5時前だし、薬飲んで寝ようか)
と、常備している風邪薬を飲んで再び布団の中へ戻りました。
薬を飲んだ時独特の眠気に引きずられて瞼が重くなり、眠りへ沈んでいきました。
今日は休もう
その後目覚めたのは午前7時。
ここから準備をすれば十分間に合う時間です。
が、やはりどうしても身体が重く、頭が痛い。
(今日はもう休もう)
と決めました。
………そこで気づいたんですが、今年有休使うの初めてかもしれません。
というか、有休どころか、前回休日出勤した分の代休も消化できていない………。
幣事務所は共産党末端組織であり、私は専従運動員という位置づけなので割増賃金が出るはずもありません。(雇用保険には加入して毎月の賃金から引かれているので、労働者であるはずですが、管理職も労働法など気にしないのです)
3年間勤務していますが、有休義務化のはずが、逆に出勤日数が増える始末。
休みの連絡を入れるとともに、退職を難く決意した瞬間でした。
(まあ、辞めたところで次の当てもないんですけどね………。元ヒキニート死角もない30歳を雇ってくれるところがあったら連絡ください!!!)
風邪薬の効果もあってぐっすり眠っていたのですが、十時ころに目が覚めました。
そこからは眠れないようなので、できる範囲で読書とか勉強しようと決めました。
ここまで余談でした。
「死ぬほど読めて忘れない高速読書」面白かったよ!
さて、今回読んだのは、上岡正明さん著『死ぬほど読めて忘れない高速読書』です。
(プルルシュコーー)
こいつまた自己啓発本読んでやがる
って怒られそうですが、自己啓発本読むと自分が強くなった気がして気持ちよくなるのでやめられないです。
さて、この本を読もうと思ったのは、自分の読書スピードが遅く、なかなか積読消化ができていないため、少しでも速く読めたらいいな。と感じたからです。
それでは、東大読書の方法論に習って、まずは書影を見ていきましょう。
表紙から読み取れること
・たくさん読めて忘れなくなる方法が学べそう
・「読むのが遅くて時間がかかる」自分にはぴったりの本なのでは?
・脳科学に基づいてるという権威性が感じられる
・9万部も売れてるのか(これは多いのか少ないのかわからないけど)
レベル感はどのくらいか?
・おそらく日常的に本に触れているくらいのレベル向けだろう
・まったく本を読まない人向けではないけれど、自分の方法論を確立した人にはレベルが低いくらい?
それでは中身も見ていきましょう。
冒頭のカラーページだけでもいいかも
この本はとても立ち読み客にやさしい作りになっていました(笑)
口絵をめくると、すぐにカラー図解入りで高速読書の方法が解説されています。
6見開きで本書の結論となる具体的な方法を説明しているので、最悪ここだけ読めば用が足りてしまいます。
重要なキーワードは3つです。
・分散
・アウトプット
この3つを意識するだけで、本を読むスピードが上がり忘れづらくなるそうです。
ホントかなぁ?
分散……本は3回に分けて読む
まずは分散
本書では3回に分けて読むことが勧められています。
一回だけでは「エビングハウスの忘却曲線」で示された通り、数日後にガクッと記憶から消えて行ってしまうことからも、数回読むことは理にかなっていると感じました。
ただ3回読むだけでなく、著者のおススメとして
①一回目は200P/15minのペースでとにかく読む
②印象的な部分に青で殴り書きをする
③ノートにアウトプットして長期記憶に定着させる
という方法を提唱しています。
①重要な部分と無用な部分をえり分けて重要な部分だけを読み取ることができる
②青で殴り書きをすることで感情を込めた記憶になる
③アウトプットすることでさらに記憶に残りやすい+自分の行動指針となる
という利点があるそうです。
重要なのは漢字と接続詞
200ページを15分で読むためには、重要そうな部分だけを読まなければ間に合いません
どの部分が重要なのか?
著者が最も目をつけるのは「漢字」と「接続詞」だといいます。
漢字は一文字で情報が多く、周辺のひらがなを飛ばしても意味を理解できるため
接続詞でつながれた部分は、著者の主張が出るため
それぞれ重視するのだといいます。
これで1ページ当たり4~5秒、200ページ15分での読書が可能ということでした。
感情を入れることで記憶に残る
続いて二回目は「本のページ余白に」「青いペンで」「印象に残ったことを」殴り書きするといいます。
本を大切に保管したいという人も多いですが、きれいなママだと記憶には残りづらいそうです。
それよりも(保管用や転売用、稀覯本でないのなら)どんどん書き込みを行った方が記憶への定着という面ではいいということでした。
青いペンは集中力を高め、殴り書きという感情的行為はエピソード記憶になって記憶定着を助けてくれるそうです。
ノートにアウトプット
最後に三回目の読書をしたら、ノートにアウトプットして記憶へダメ押しを行います。
ノートは4分割し
①何故この本を選ぶのか?
自分の欲求は何なのか(○○のために知識を得る。○○の経験がある人の行動を学ぶ)
②読んだ本は何か?
③本の結論・エッセンスは何か?
④自分の行動にどう生かすか?
という4点を書いて、読書が終わりとなります。
色々類似点があって面白い
この本は、読書スピードを上げるために購入したのですが、以前に購入した「東大読書」や岡田斗司夫さんの「スマートノート」とも共通点があって興味深いです。
例えば
・読書を始める前に、表紙や帯から情報を読み取り仮説を立てる
・自分の求めている本なのか? どんな欲求によって読むのか?
・読む前に仮説を立てる⇒読んだ後アウトプットを行う
といった部分は同様の内容が書かれており、読書する際本当に重要なことなのだと確認できました。
実際に読むスピードが上がるかわかりませんが、こういう読書術みたいな方法は一度目を通してみるといいと思います。
へば