上京して就職した結果、心が壊れてしまった 適応障害休職になった話
脂質糖質炭水化物足りてますか?
おやつは心の栄養素
太った性格の悪い死んだ魚の目をした定収入おじさん唯唯です。
今回は、上京して就職した結果心がぶっ壊れてしまったというお話
診断:適応障害
7月16日(日)心療内科の診察室
丸椅子に座る僕に、日焼けした精悍な顔立ちの男性医師がゆっくりと告げる。
「お話の内容から判断するに、適応障害ですね。一度職場から離れる必要があります。もし可能であれば転職をお勧めします」
就職のため上京して約半年、僕の心が限界を迎えてしまったらしい。
子供部屋おじさんを卒業できたと思ったら、仕事のできない状態になってしまった。
経緯:原因とか症状とか
この見出しでは、自分の考える原因やどのような症状に見舞われたのかを簡単に紹介していく。
同じような境遇にある人、上京してきたり仕事を始めた人が同じ轍を踏まないような参考の一つになれば幸いだ(参考になるとは言っていない)
原因
適応障害でググってみると心療内科系のページがいくつか出てくる。
そんな中、グーグル検索で一番上に出てきたページを参考にしてみると
「環境にうまく慣れることが出来ず、不安感や抑うつ気分、不登校、出勤拒否、対人トラブルなど、様々な症状・問題が出現し、社会生活に支障をきたす状態」
「特に就学や就職、転職、結婚、離婚など、生活環境が大きく変わった際に発症しやすい」
といった特徴があるらしい
自分の場合は以下事項が原因であると考えられる。
原因①:環境の急激な変化
それまでは岩手という辺境で子供部屋おじさんとして生活のほとんどを親と一緒に過ごしてきたのだが、宅建士の資格取得をきっかけに上京し一人暮らしを始めた。
このような同時に起こった複数の変化に対して、精神がついていけなくなったと思われる。
原因②:女の中に男が一人
就職先の不動産業者では、営業は男性メイン事務系は女性がメインと、仕事によって男女比に偏りがあった。
僕が就職した際には、事務系は自分以外全員が女性であり、毎日様々なことに気を使わなければならないことがストレスになっていた可能性がある。
原因③:続く叱責
この部分について、今になって思えば(すでに手遅れなわけだけど)自分を成長させるためにあえて言ってくれていたのかもしれない。
しかし、当時の僕にはそのようにとらえるだけの余裕なんてなく、逆効果となってしまったのだと思う。
入社2日目からとある上司より
「あんた使えない」
「男なのにこんな仕事していていいの?」
「みんなも使えないと思ってるよ」
「結婚して子供作ろうとか思わないわけ?」(ちなみにこの上司も独身である)
「男なんだからもっとナニクソって向上心を見せないと使えないまま終わるよ」
と「使えない」を連呼される日々が続いた。
特に、質問をしに行った際は明らかに叱責の量が増えた。
仕事の手順や必要な書類について確認を取るために質問すると毎回10分ほど叱責をしてから、質問に答えたり答えなかったりしていた。
初めての業務かつ契約に関することなのだから確認しながら進めたかったが、上司にとってはそれが気に食わなかったようだ。
このように(相手の心づもりや意図はどうあれ)仕事に行く=人前で叱られるという体験が重なった結果、条件付けが発生し職場へ行くことがストレスとなってしまったのだろう。
原因④:孤独
これは原因②ともつながってくるが、職場内でも職場外でも孤独になってしまいストレスの発散先がなく貯めこんでいった結果、爆発してしまったと思われる。
女性しかいない職場でありすでにコミュニティが完成しているところへ男が一人で入ったとして、男に積極的にかかわろうとする人がどれだけいるだろうか。
普段の業務についてのコミュニケーションはさておき、雑談などはなれた人々とするほうが気楽だし意思疎通も簡単なのだ。もろちん自分自身の努力不足も大きな要因であるため、職場の人々が悪いわけでは決してないが、結果として孤独にさいなまれてしまった。
経営学では、役職や組織形態ではなく、普段の触れ合いによってグループができることを「非公式組織」と呼んだりしている。
非公式組織への参加がうまくいかなかった結果、一人になってしまったのだろう。
大学一年生のころ習った内容のため間違っていたら誠にごめんなさい。
また、愚痴をこぼせる相手がおらず、嫌なことは一人で処理するしかないということも状況を悪化させた。
周りは仕事相手や仕事の愚痴を頻繁に話しているが、自分の不満は自分で何とかするしかないという状態はなかなかにつらいものがあった。
症状
上記のような状態が続いた結果、心身ともにいろいろな症状が起こり、就業へも支障をきたすようになってしまった。
症状①:不眠
最初に現れた症状は不眠だった。
寝付けない・眠りが浅くすぐに起きてしまう・寝付いたところ上司に叱責される夢を見て起きてしまう。
といったことが続くようになり、お酒の力で無理やり眠ってしまわないと十分な睡眠がとれなくなっていった。
酒の力で眠気は訪れるものの、アルコールは睡眠を浅くしてしまうため、結局疲れが取れないまま仕事に向かうことになっていた。
症状②:吐き気と腹痛
次に現れたのは吐き気と腹痛だ。
この症状が初めて現れたのは、日曜日の昼間だった。
携帯電話に仕事のメッセージが表示されたとたん、強烈な吐き気がこみあげてきてトイレに駆け込んだ。
そのことがスイッチだったかのように、出勤時や仕事のことを考えると反射のように吐き気と腹痛を催すようになっていた。
職場が近づくにつれ、症状は強くなっていき、駐車場で一息つかなければ出勤すらできないようになってしまった。
症状③:突然の号泣
限界を悟ったのは、車の中で突然悲壮感に襲われ泣き出してしまったからだった。
とある現場のため埼玉県で仕事を行い、帰ろうと車に乗り込んだ時、突然すべてが悲しく感じ始めた。
それまでの嫌なこと叱責されたこと避けられたことなどがフラッシュバックし、子供のように大声で泣いてしまった。
駐車しているときだったからよかったものの、運転中にこの症状が出てしまったとしたら……想像すると背筋がぞっとした。
大事故を起こし、周りに迷惑をかける前に病院へ行って対処することを決めた。
これからどうやって生きていくか……
転職は当然必要だけど
休職をすることになったものの、元の職場に戻ることは難しいだろう。
職場に向かうこと自体がストレスになっているからだ。
となると転職は必須なのだが、31歳の半年で仕事を辞めるような奴を雇いたい会社なんてあるのだろうか?
幸いなことに東京には腐るほどの企業が林立している。
正社員になれれば最高だけど、一度派遣やパートとして就業しダブルワークして今と同じ収入を目指す方法もある。
とにかく働かなければ話にならない。
休職期間は8月17日まで、その日に退職届を出して切れ目なく就業することを目指していくしかい。
もしよかったら、底辺でもがく太った性格の悪い死んだ魚の目をしたおじさんを応援してくれると嬉しい。
へば