仕事をやめてしまったら、目の前に絶望しか残らなかった件
脂質糖質炭水化物たりてますか?
おやつは心の栄養素
低収入童貞子供部屋おじさん改メ無職童貞子供部屋おじさんの唯唯です。
今回は、退職した結果、不安に押しつぶされそうになっているという自業自得のエントリになります。
連休明けに退職届を出してきました
5/6(金)3年間務めた盛岡民主商工会へ退職届を提出し
無職になりました。
29歳元引きこもりニートの無職が出来上がりました。
今回はそんな、無職になったお話
離職理由は精神的な限界
当然退職に至るまでの経緯というか思いのようなものがあるわけですが、一言にまとめると、私の精神が薄弱であったことが最大の要因であろうと思います。
大きな理由としては
①「自分のやっていることは正しいことなのだろうか?」という、大げさに言えば正義感の疑問が積み重なったこと
②仕事量がいたずらに増え、さらに減ることが無いとわかってきたこと
の2点が挙げられます。
①自分のやっていることは正しいのか? という疑問
(1)自分のやっていることは税理士法に違反しないのか? という疑問
全商連(全国商工団体連合会)は、記帳/決算/申告の相談を受けており(というよりそれがメインみたいなところもある)毎年決算期になると、学習会という形式で確定申告書の作成補助をしています。
これは、税理士法の定める禁止行為に該当するのではないか?
という疑問が年々大きくなってきました。
国税庁のHPを見てみると
- 税務代理(法第2条第1項第1号)
税務官公署に対する申告等につき、又はその申告等若しくは税務官公署の調査若しくは処分に関し税務官公署に対してする主張若しくは陳述につき、代理し、又は代行すること(次のにとどまるものを除きます。)をいいます。
- 税務書類の作成(法第2条第1項第2号)
税務官公署に対する申告等に係る申告書等を作成する(注2)ことをいいます。
ことを非税理士が行うことは禁止されてるといいます。
さて、民商全商連が行っている確定申告の学習会は税理士業務にあたるのでしょうか。
全商連側のロジックとしては
「計算方法や控除の種類について一緒に学習をしている」
「最後は本人が書いているのだから、代理行為にあたらない」
自主記帳・自主計算・自主申告であるため、税理士行為には当たらない。
ということがあります。
実際に入会する際も
「うちは税理士事務所とか会計事務所じゃないから」
ということをお伝えしてきました。
しかし、実態はどうでしょうか?
もちろん自分で計算してくる方もいらっしゃいます。
その一方で
「まだ確定申告の準備できてないんだよね。明日の集団申告には参加したいから、計算してよ」
と午後6時過ぎに来る人
「全くわからないから、それっぽい数字にしてちょうだい。税金は3,000円くらいになるといいな」
「これじゃ税金出ちゃうから、どこかいじれないの?」
と堂々と言ってくる人が多すぎました。
(所得-控除)で課税所得が出て、そこに税率が掛かるというのは誰もが知っていることで、その大原則を曲げて申告することなどできません。
そんな当然のことを申し上げても、不満そうな顔をしたり実際に声をあらげたりする場面を見てきて
「あぁ……この人たちは自主計算も自主申告もする気がないんだな……」
と暗澹たる気持ちが広がってきました。
税金が出ないようにゴマカシてくれる、月々数千円でやってくれる会計事務所であるという認識を持つ人が多数いたことで、大げさな話、正義とのコンフリクトを感じて心がすり減ってしまいました。
また、中小法人の会員さんの場合、記帳までは自分でやるものの、決算については事務局長が行うということも日常的に行われていました。
さらに建設業者の会員さんになると、建設業許可までワンセットで頼むことが当然になってしまっています。
正直、確定申告の代行とも取れる行為・法人決算・建設業許可などの引き受けなければ財政が成り立たないという側面があります。
それらの業務の手数料(特別会費)でようやく成り立っているのが現状です。
(2)支援金に関する諸々……
新型コロナウィルスの影響を緩和するため、持続化給付金・家賃支援給付金・一時支援金・月次支援金、また各自治体の支援金などが給付されました。
こちらの各種支援金の申請については、本人申請・サポートセンターでの申請または、各種士業の先生にお願いしての申請という方法があります。
さて、これらに申請についても、民商では
「お手伝いをする」
という立場で補助をすることになりました。
しかし
実態はといえば、パソコンやスマホをまともに使える会員さんはほとんどいません。
となればどうなるか……そういうことです。
何の資格もない事務局員が代理申請をしていたのがホントウのところです。
サポートセンターに行くことも、お金を払って士業の方に頼むことも、自力で申請することも嫌だってどういうことなんだよ……と思ってしまいました。
本当に自営業者のことを思うのならば、すべての業務を引き受けるのではなく、やり方を覚えてもらい、自分の税金を自分で算出できるようにする
「授人以魚 不如授人以漁」
というかかわり方が必要であるのに、それが全くできなかったのです。
(余談になりますが、この漢文らしきもの、老子によるものという説と、諺を中国語にしただけ説があって面白いですよね)
②業務がいたずらに増え、減る気配がないこと
はじめは、労働保険をメインに行うということで就職したわけですが、当然それだけで済むはずはなく
新聞配達
集金
部会への出席
共闘団体の行事への出席
青年部業務
etc......
とにかく雪だるまのように仕事量が増え続けています。
また、昨年まで3人体制での業務だったのが、今年度からは2人体制になることが濃厚でした。なお、新規採用の予定はない模様。
こうなってくると去年以上の負担がかかってくることは確定しています。
正直、これ以上仕事が増えた場合、心が限界を迎えてしまいそうでした。
業務量的には、普通に働いている皆様からすれば
「この程度で何言ってんだお前wwwww」
と笑われてしまいそうですが、私には限界に近い状況でした。
普通に集中して仕事ができればいいのですが、支援金制度が始まって以降、予約なしに突然事務所に訪れる会員さんが急増しておりました。
コチラの予定があっても会員さんにとっては関係のないことで、事務所に来れば対応してもらえると思ってきているわけなのです。
つまり、その場で一度仕事の手を止めて、目の前の会員さんに対応しなければならない
仕事が途中でブツブツと切れてしまい、終業近くになると、やりかけの中途半端な仕事が残ってしまい、残業をすることが増えてしまいました。
そういうことが繰り返されるうち、夜寝ようとすると、やりかけの仕事や対応中の支援金案件が、拭ってもとれないコールタールのようにまとわりついてくるような感覚を覚えるようになったのでした。
そして、5月の連休を迎えたとき
「もう、辞めよう」
という気持ちになってしまったのでした。
退職届を出した日の、空はやけに晴れていた
5月6日金曜日
僕は退職届を持って出勤した。
変わっているのは封筒一つ分の重さだけなのに、いつもよりずっと重い足取りで職場へ向かった。
離職の話は驚くほどあっさりと進んでいった。
引き止められもしたし、理由も根掘り葉掘りと聞かれたけれど、自分の中ではあっという間に過ぎていった。
いつもよりはるかに早く職場を出ると、空には雲一つなかった。
はるか上空を走る飛行機が、一筋の飛行機雲を吐き出しているだけだった。
とりあえず今日はのんびりしよう。
そう思って、スーパーでビールを買った。
すぐにハローワークへ申し込みへ
本当はそのまま帰りたいところだったけれど、まずはハローワークに寄ってみることにしました。
職業訓練学校に通うか、はたまたすぐに転職活動を進めるか……とりあえず登録が必要らしかったので紙に記入して待っていると、一階奥の窓口に呼ばれました。
(そういえば労働保険の手続きは二階でやっていたな)
と、普段とは違った場所へ案内されることに新鮮さを感じてしまいました。
窓口の職員さんは、今年度からハローワークに配属になった方らしく、名札には『研修中』という三文字のシールが貼られていました。
私が現状について一通り説明をすると
「まだお若いですし、転職も職業訓練も両面で進めていきましょう」
と優し気なトーンで言ってくださいました。
まずは説明会を受けてから考えてみよう
という結論に落ち着き、様々な資料をいただいての帰宅となりました。
目の前には不安だけが広がっている……生きたい……
ハローワークへ行ったことで、少し前を向こうという気持ちになれましたが、改めて『無職』になると思うと暗澹たる気持ちになってしまいます。
とにかく今月を生き延びることを考え、短期アルバイトサイトにいくつか登録してみたし、クラウドワークスにも登録をしてみました。
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今月を、今日を生き延びることを積み重ねていかなければならないのです。
これから先、全く光は見えないけれど、光が見えないなりに、怖がりながら這いずっていくしかありません。
もしよかったら、生き延びるための力を貸していただければ幸いです。
生きたい!!!